【おもしろければ、ジャンルを問わない。】といふおはなし
うのすけで提供している料理は
基本的には
日本で育まれた
「こういう事、している人いいな」って、素材を使って料理しています
なので「日本料理？」と聞かれますが
料理のジャンルは問うていません
話が少し変わりますが。
近年「台湾」食事にとても興味を惹かれ
レシピ本を漁ったり、機会があれば食べてみたり、しています
特に、朝ごはんが好き
朝食として召し上がる事の多い
【鹹豆漿】シェントウジャン
あっつあつの豆乳に、酢や醤油、辣油等を入れたスープで
酢の凝固作用で、豆乳がホロホロっと固まったソレを頂く
塩味ベースの、豆乳とおぼろ豆腐のあいだのような食べ物です
この、凝固した感じがスープというか
おぼろ豆腐みたいなところと
「おひとり様の出来たて豆腐」を提供したい、と思いつつ
なかなか加減がうまくいかない………
と思っていたところで
味付け出来て、入れるもので食感もあって
ひと口ひと口に楽しみがある！
コレは楽しい！
と思い「うのすけ流」の鹹豆漿、つくってみました
鹹豆漿はお店によっていろいろな具が入ります
今回は、まず器の中に
花山葵の湯漬けの長期発酵させたお漬物と
長期熟成黒酢
塩を吹いてる、若芽昆布を細かく刻んだものを
粉吹いている塩も合わせて入れます
味付けもありますが
塩に含まれているマグネシウムで
豆乳を程よく凝固させるためです
サラサラより、半固形くらいに仕上がって
フワッとしたのを口に運んで欲しいな。と
ご近所の銘店・栗原豆腐店の豆乳
こびりついて焦げそうなくらいトロン。としたのを
鍋に焦げつかせないよう、沸騰直前まで温め、一気に器へ注ぎます
トッピングに揚げ玉葱
油條の食感を出したくて、カリッカリのお揚げさん
うのすけ自家製香り高い辣油と
OME FARMの香菜をお好みで
アッツアツをアナタの前に
お匙を持って待っていて頂きましょうか
お手元に届いたら
まずはお匙を器の底まで入れて
ザックリ。かき混ぜて
底から具材をたっぷり、掬い上げて
お口に運んでみてください
あったかい豆乳が、食道を伝って
胃の腑に落ちてゆく
その暖かさで少しは
外気で冷えたカラダもほとびましょう
今年の冬の定番にしようかな
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