うのすけ 日本乃御酒アレコレ
10月 うのすけてしごと【十三年目丗九日】

うのすけてしごと【十三年目丗九日】

【出来れば、ソコにある意味のある素材を使いたい】というおはなし

秩父から、#三峰いんげん が届きました

いんげん。って、いつでもソコにある野菜。のイメージではないですか?

そういうものではないようなのです

自分は市町村に登録された、正式な「農業家」ではありませんし
農業科で学んできた人間でもないので、わかったような事は全く言えません

(農業に従事する方々から「だからシロートは!」「わかっちゃないんだよ!」と
度々言われてきましたので、自重しています。と伝えます)

閑話休題。

季節やタイミングで、出てくるものなので
この時期に出てきてくれたのは
今年も「豆」が出るのかな、という期待を持ちます

いんげん。

皆様、青い鞘を茹でて食べる「野菜」と思われているのが概ね、かと思います

「いんげん豆」を、乾物のお豆として出ているものは
アノ、青い鞘の中の、ちっこい、存在がよくわからない位のアレが
育って「豆」になるんです

そして

秩父の農産物直売所等で「三峰いんげん」の「白い豆」を見るのは
大体冬、なんです

今年も出会えるのかな、と淡い期待をしています

三峰いんげんの由来はコチラ

日本の伝統野菜―11.埼玉

その土地で生まれた野菜です

いろいろ端折ってしまうのですが
固有種、固定種、在来種、というコレらの掛け合わせしか
「改良品種」を創る事は出来ない、と
農業家の方から聞きました

改良品種によって、現在の状況にあった作物が開発され
食糧難を回避できるようにしている一方

その土地で育った意味のある品種を絶やしてしまうと
コレから更に変化していく気候や世界に対応出来る
「手段」が減ってしまう

ただの名前、ではなく
そこでつくっている意味があるものを残す事に
出来ればお手伝いしたい

その想いで、三峰いんげんを店で扱います🙂