うのすけ 日本乃御酒アレコレ
11月 うのすけてしごと【十三年目七十七日】

うのすけてしごと【十三年目七十七日】

食材の慈しみを、茶事に倣う。といふこと

チト堅い言い方ですが。

最近、トゥッペギでおひとり様炊きたてご飯を炊くようになって
ご飯の仕上がりが嬉しくなるくらい、よくなりました

トゥッペギをお釜のようにして提供するので
必然、お鍋におこげやお米粒が引っ付いたの、残ります

そのお鍋を使って、〆のお碗のご提案をしています

この日は
前日の仕込みで出た、ぎたろう軍鶏と利尻昆布のお出汁を
お鍋に注いで
ご近所の栗原豆腐店の、美味しいお揚げさんを刻み
OME FARMさんのしんとり菜の、白いしっかりしたトコと
一緒に火をかけて
引っ付いたお米さんたちを落としながらコトコト

ふわぁ。と沸いてきたところに
しんとり菜の緑のやわやわとしたところを入れて、火を止めて

昆布からの潮味か、特に味を加えることもせず
他の素材たち、そして、お米の甘さまでも
スープの旨味として、渾然一体となります

話、変わりますが。

茶懐石の料理進行の中で
「おこげの湯桶」というのが
食事が終わる頃に出てきます

茶懐石におけるご飯は
最初のご飯は、炊きたてのやんわいのがひと口ちょっと
途中で「よう蒸らしあがりました」と、シャキッと炊き上がったご飯が出て
最後に「おこげの湯桶」

「今日炊いたご飯、皆様に総て、お召し上がり頂きました」という意味と
お釜の中身を最後まで、綺麗に頂く
「モノを大切に、使い切る」姿勢として
ご飯茶椀に注いで、お椀の中をキレイにして、オナカの中に収めます

ウチで扱う素材たちの概ねは
誰がどうされているか、わかる素材たちです

有り難く分けてくださった彼等なので
最後まで、一粒余さず、
アナタのカラダ元気になりますよう、お渡ししたい

キレイに納めて頂くための
トゥッペギご飯の〆碗、です

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