うのすけ 日本乃御酒アレコレ
10月 うのすけてしごと【十三年目六十一日】

うのすけてしごと【十三年目六十一日】

シンプルで、見た目和食っぽいものが多いように見えます、が

【料理はジャンルフリーです】といふおはなし

冬の魚が増えてきているので
毎週土曜日、お魚の料理を楽しみにしているお客様のために
出回り始めたアンコウのひと皿

【今年初モノのアンコウでパン粉焼き 肝と味噌のソース】

アンコウの身をパン粉で包みます
パン粉は、南部小麦とイースト、塩のみ
植物系加工油脂や、食品添加物として表記されるものが一切入っていない
文字通り「パン」を「粉」にしたもの

些細な事、かもしれませんが
使ってみるとわかりますが、味わいに違いが出ます
必要な味だけがして「余計な、なくていい味」がしないです

ソレを、発酵バターで香ばしく焼き上げます

肝を叩いたものをフライパンで煎り焼き
葉生姜のアッシェと、セロリのアッシェとともに

まだ肝がそんなに育っていないのか
お味噌とあわせてパンチが弱いな。と

なので
パネした時に残ったパン粉を
アンコウを焼いた時のバターで炒めてクロッカント(サクサク)に炒って
食感とコクを増やします

ソースは、肝煎味噌を
この後に提供する
アンコウ七つ道具と天然きのこの鍋仕立て、の
スープで伸ばして

味のコントラストに、山椒粉を
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前シーズンのピークで一度
アンコウをリクエストでご提供したのですが
今回はタイミングの違う「はしり」のもので

改めて、旬の意味を考えた。のと

まだまだアンコウはなんか、捉え難い素材……

前回の「ブイヤベース仕立て」が
今のところ、自分としてのベターな「解」です……

いろんな食し方がある、と思いますが
素材がいちばん生きる方法
素材どうしが組み合わさって、より良さを引き合い出せる手法、を
提案していきたい、と考えています