うのすけ 日本乃御酒アレコレ
9月 うのすけてしごと【十三年目廿六日】

うのすけてしごと【十三年目廿六日】

臨機応変、困った時のコレ。

「今近くに来たんだ。行っていい?」

懐かしいお客様から、急なご連絡を頂いた時

特にご予約のない日々が続いて、生鮮はほぼ壊滅的
何か見繕いに行く時間もない

なんて時の、常備品にして
ステキな酒泥棒になってくれる、小さなお皿

自家製梅醤(うめびしお)と、削りたてかつを節

「#梅醤」 で検索すると、様々なレシピが出てくるかと思います

今回つくるきっかけになったのは。

葡萄畑のお手伝い行っている、ワイナリーさんのご自宅にある
梅が完熟したのだけれど、今年の葡萄作業の忙しさで
梅仕事なんかやっていられないので、欲しい人いる?という相談から

「なら、うちで全部引き取るよ。」と言ってはみたものの
当日の作業前に言われて請けたのと
収穫は昨日、採り終わっているもの

15キロというソレをまさか、帰りの電車で運ぶわけにもいかず
配送で送って貰う事にして、到着は翌日以降
搬送中に追熟が進み、割れ梅も出てしまうのは自然の理

割れのないモノは梅干しになるとはいえ
カタチが崩れてしまったものを、あまり食べない甘味以外に何か活用出来ないか。

で、探し出したのが、完熟生梅を使う「梅醤」のレシピ
コチラを参考にしました↓
https://macrobiotic-daisuki.jp/recipe/kizuume-124788.html

おかげさまで市販の梅醤(練り梅)の、紫蘇の入ったものや
砂糖を入れたものとは違って
酸味のある果物の、熟れた甘みと、優しい黄色味のある色に仕上がりました

そこにあわせるのは。

目の前で削る、近海一本釣り鰹を使う、宮下さんの鰹節

鮮度、身の扱いが丁寧で、細やか手をかけた
宮下さんの鰹節は、とても品の良い味
やさしくじんわり。沁みるような旨み

主張、インパクトの強い味ではありませんが
優しい旨みと、程よい酸味は
特に「ざっかけない」日本酒には

「これこそ、居てほしい。」

お酒の伴になります

突然お越しくださったお客様に
お待たせせずに出せる常備酒肴
ソレも各種あるお酒と相性のよいものを増やす事、が
只今課題、のうのすけです

そのひとつが、コチラ。

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