うのすけにあるお酒のはなしをしようかってんで
#うのすけさけものがたり
昨日バタバタで書けなかったので今日に持ち越し
第三話はコチラ
#産土 山田錦 生酒
熊本県北西部・玉名郡和水町と菊池川流域で自然農法で栽培した山田錦と水
生酛づくりで醸しているお酒です
「産土(うぶすな)」とは、産まれた土地、土地の神々の意味
日本酒の価値を、自分たちの土地の持つ土着の個性と可能性の中に見いだし
「ここにしかない」最高の日本酒づくりを目指す、という方針で
より土地に根付いた、土地に棲む生物たちと共存を踏まえた
その土地でしか出来ない酒づくりに日々進化、深化し続けている酒造です
先日の熊本出張営業の際、イベント主催者からのオーダーは
「京都酵母のお酒を持って行くので、熊本のお酒との飲み比べを提供したい」
とのことでした
ならばまずは、熊本九号酵母
調べてわかりましたし、ご指摘も何度も受けましたが
「熊本の酒は熊本九号が当たり前」ということ
ならば「熊本でつくっている意味のあるお酒」を提案しよう
熊本でつくっているお米で、出来れば自社栽培米、出来るだけ蔵の近くのものを
ひたすら各蔵のホームページを拝読し
事前に来訪するスケジュールが組めそうもなかったのもあり
お忙しい中、お電話で相談させて頂いた時
「#花の香」に辿り着きました
昔飲んだことあるな。くらいの感覚でホームページを拝見してみると
「その土地に根ざした酒づくりであること」を
生物多様性的な視座まで広げて考えられている取り組みに圧倒されました
地域の農家さんに協力のもと、米の自然農法栽培
生酛づくりや木桶仕込み等
本当は、この蔵地域にあった在来種「穂増(ほませ)」というお米のお酒を是非に!
と、お取り扱い店リスト入っている、行った事のある酒屋さんに問い合わせたところ
穂増はありませんが、山田錦が「たった今、入ってきました!」
というタイミングで入手
取り組みから推察すると、大量生産出来ないもののようです
酒づくりの想いや理念は十人いたら十人の考え方があると思います
そんな中で、花の香のような
自分たちの身の回りの生物たちとの共存
彼等と共にあって、お酒が醸され、自分たちが生きていける
そういう理念でチャレンジを続ける方々の事業を
うのすけとしては応援していきたい、と考えています
丁寧に扱われてきたお酒をお迎え出来たので
丁寧に素材を扱った料理と共に
提供したいと思います
#うのすけこんなのあるよ