うのすけ 日本乃御酒アレコレ
1月 何処へでもゆける、自在にある。

何処へでもゆける、自在にある。

何年前だろ?
広島・竹原「龍勢」の蔵元、藤井さんに引かれて
訪れた蔵で衝撃的な出逢いをした、磯蔵酒造の「稲里」

ゴールデンウィーク前のほの暑い時に
蔵の敷地内で、一升瓶から注がれる(今は四合瓶だけ)
お酒を常温で「ゴイゴイ」すすんでしまった
屋外で!ゴールデンウィーク前の暑くなりだした時に!

その上。
燗酒も美味しいではないかっ!
なんやねんこの「カラダに染み込むような」お酒っ!

その感動で酔っぱらっちまったくらいですよ、ハイ

その日からキョーレツにファンになりました

そして、現在に至ります

「もう一杯のみたいな、ってお酒」
「勢いで、ではなく飲んでふぁあ。ってほとびるお酒」

卯乃助が日本酒を選ぶ際の、ひとつの基準です
磯蔵さんのお酒はほぼほぼそんなばっかり

今年初の仕入れは、季節の新酒二種
生の大吟醸
搾りたてにごり

またこれがまぁ。あのね
冷やして保存しておりますが
だらぁ。っと飲んでいて、ですね
エアコンもありますから、ぢわぁっ。っと温度があがってきまして

そういう辺りを、たらり、たらり。とのんでいて、ですね
「なんか蒸発しちゃったよ」とかいって
次に燗つけたの、追加してまた

そんなことしてたら、あら。
蒸気になっちまったかい?って感じで

そういう「いい加減にすすんじゃう。」お酒です

そこでなければいけない、ということがない

わたしがそうしたかったら、そう居てくれるお酒
こうしていたいな、って思ったら、そうあってくれるお酒

それが、磯蔵さんのお酒

今日は昼から冷えますね
ゆるいお燗酒でもつけましょうか

今日は美味しい魚のヅケや
春を感じる菜花のお浸し、卵閉じた「菜花とじ」
日本酒の美味しさが膨らむ肴で
ゆるっとやりませんか。

こんなこというのもなんですが
なに摘んでいてもいい酒なんですよ。